「平成25年 第三回 定例区議会 一般質問」


@案  平成25年 第3回定例区議会  一般質問

杉並区議会 自由民主党
                     大熊 昌巳


 杉並区議会・自由民主党 大熊 昌巳 です。
通告に従い、杉並区のスポーツ全般について質問を致します。

昨日、9月8日、早朝、2020年・東京オリンピック・パラリンピックの招致が、我が、東京に決定致しました。
大変、喜ばしく思う次第です。
そして、本日、第3回定例区議会・一般質問の最初の質問者として、2020年、東京オリンピック・パラリンピックに触れ、質問できる事を光栄に思っております。

此の度の、オリンピック・パラリンピックの東京招致につきましては、前回、2009年・デンマーク・コペンハーゲンで行われた、招致活動以上に日本はモチベーションを高め、かつてない招致活動であったと思います。
正に、オールジャパン体制の結果と申し上げられます。

そして、ロンドンオリンピックとその後の日本選手団の活躍があります。
経済の低迷、3・11の復興、重なる国難の時にスポーツが持つ潜在的な力が、遺憾無く発揮され疲弊する国民の心を大いに勇気づけた事も、世界から、評価されたのでは、と、考えるところです。

東京のスポーツ環境が、オリンピック・パラリンピックに最も相応しく、かつ、日本国民・東京都民のスポーツマインドを世界が評価し、開催が決定された事と考えます。

加えて、日本経済の持続性、社会生活の安定、3・11以降復興に向け、頑張る、日本国民の姿勢。
日本スポーツ界発展の為に、応援体制を整えた国の姿勢が高く評価されたものと考えます。

そして、何よりも東京都・招致委員会の多年に渡る努力が世界に認められた事であると思います。

スポーツを通して世界中の人々に夢と希望と勇気を与え、世界の競技スポーツの頂点を目指す、その、挑戦の場に日本の東京が選ばれました。
世界中のスポーツ文化が2020年7月、東京に集結します。
それに相応しい、東京・杉並のスポーツ文化の醸成が今後、大いに必要と考えます。

オリンピック招致決定と言う、大変タイムリーな時期に、我が、杉並区では、スポーツ推進計画が策定されました。

先ず初めに、田中区長より、2020年・東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた抱負をお示し頂ければと存じます。

ここで、少し、私のオリンピック・パラリンピックに寄せる思いを述べさせて頂きます。

ハンドボール競技の選手として、来る日も、来る日も、又、来る日も、無心にボールを追い続け、いつか、胸に日の丸をつけて世界に挑戦したい。
そんな、夢を追い続けた若かりし頃が、私にはあります。
40年の時を遡らなくてはならないのですが、ありました、では無く、あります、と、申したのは、未だその思いは、消える事無く、心の奥底に生き続けており、今は、その思いを区のスポーツ振興に注いでおります。

私は、2020年 7月 人生仕上げの70代を目前にします。
東京オリンピック・パラリンピックのハンドボール会場で朝から晩まで一日中、世界各国の試合を観戦し、世界の頂点を決める試合に酔いしれ、生涯を通して、私の、ハンドボールファンであると話す妻と共に人生を振り返りたい、そんな時を 夢 見て参りました。
他愛ない夢ですが、叶う時が近づいて参りました。

私は、オリンピック・パラリンピックの開催を通して世界が良き方向へ進む事を常に願っております。
オリンピック・パラリンピックは、厳格なルールあるスポーツの戦いです。
そして、オリンピック・パラリンピックは競技とは別に、計り知れないエネルギーを持ち合わせています。
商業主義と揶揄される声もありますが、開催国としての、経済効果、から、生まれる、国民生活の向上、開催都市のインフラ整備、スポーツ文化の醸成、そこから生まれるスポーツ産業の経済効果、そして、スポーツが持つ潜在的な力を活かして、人づくり、地域づくり、国づくりに結び付ける事が出来ます。

オリンピック・パラリンピックは、常にIОCとその委員達の手の中にあります。
IОCの力は絶大です。
開催を求める都市が、IОCへの 招致 活動 計画書 の提出、IОCによる 招致 都市 の調査、 招致都市 のプレゼンテーション等がありますが、それらは 招致活動の一部であり、スポーツの最高峰オリンピック・パラリンピックの開催都市決定は、世界から選ばれた、100人余の  IОC委員達のゴッドハンドから生まれると私は考えるに至っております。
神の声と、考える時もあります。

いよいよ オリンピック・パラリンピックがIОCから東京都招致委員会へ、そして私たち国民、都民、区民の下に委ねられます。
日本の本領を発揮し、ち密な国民性の下に、競技スポーツの世界最高穂を目指す選手たちへ最良のスポーツ環境を整え、世界中の人々を日本へ誘い、国民生活、都民生活、区民生活の向上に結び付けなくてはならないと考えます。

私の、つたないオリンピック・パラリンピックへの思いは、終わりにし、今後、杉並区が、2020年・東京オリンピックに向け、どの様な計画があるのか、お尋ね致します。

先ずは、招致決定に伴う、お祝いを含め、何かイベントを計画しているのか。
区のご所見をお示し下さい。


実際、2020年 オリンピック・パラリンピック開催までには、7年間が残されております。
杉並区では、公式競技はありませんが、杉並区のスポーツ施設 を利用して、オリンピックチームの練習などが行われれば、スポーツを通して区民スポーツの活性化が進みます。

現在、杉並区では、施設 再編 整備 計画が進められておりますが、その状況をお示し頂き、高度な防災機能を含めた総合体育館の整備、或いは、老朽化した和田堀公園プールの整備を検討し、50メートルを有するインドアの公式プールの建設を行い、オリンピックチームの受け入れを行い、スポーツを通して地域の活性化、スポーツ人口の増大をこころみてはいかがでしょうか、区のご所見をお示し下さい。

オリンピック・パラリンピックが開催されるまで、7年間の時間があると申しました。

その間、区は、区民と共に何か取り組む事業は考えておられますか、もしあれば具体的にお示し下さい。

私は、その間に、是非とも取り組んで頂きたい事業があります。
区が、オリンピック・パラリンピック開催に必要とされる通訳や各競技の後方支援のボランティアの募集と、内外を問わず、オリンピック・パラリンピックに関わるスタッフ、プレス関係者、観戦を目的とする学生等の受け入れをするホームステイ先や、期限を定めて、持ち主が同じ建物に居住し不動産として所有するマンション・アパート等の、空き部屋の借り上げを行い、杉並区内にオリンピック関連の人々を受け入れる区の事業を展開し、区が雇用を生み出し、スポーツを通して国際貢献を含めた、区と区民の協働事業を行っては如何かと考えます。
区のご所見をお示し下さい。


オリンピック・パラリンピックの招致活動から開催に向け社会全体が盛り上がる中で、年齢を問わず一人でも多くの区民がスポーツで汗を流し、充実感、達成感を得、日々の生活の励みとなる事を期待してやみません。
杉並区も、オリンピック・パラリンピックの開催が決まったこの時をチャンスと捉え、高齢者スポーツ、障害者スポーツ、区民スポーツの充実を図るべきと考えます。

さて、この6月に杉並区スポーツ推進計画の案を公表し、区民意見を聴取した結果について3点お尋ねを致します。

初めに、提出された意見の件数とその主な内容をお示し下さい。

次に、意見聴取が終了し、今後のスケジュールとして、スポーツ推進計画の公表時期や普及の為の啓発事業等をどの様に進められるのか内容をお示し下さい。

3点目として、スポーツ推進計画の 進捗 状況 を確認 する仕組みとして、「計画 推進 懇談会」を設けておりますが、どの様な方々をメンバーに選ばれておられるのかお示し下さい。


平成23年8月にスポーツ基本法が施行されました。
昭和36年に制定されたスポーツ振興法を50年ぶりに全面改正し、スポーツに関する施策の基本となる事項を定め、新しいスポーツの在り方を示しております。

日本のスポーツは、管理、指導の両面から、義務教育、高校、大学、社会人も含めて長く学校体育の延長線上に在る様に私は捉えております。
その為、地域のスポーツ体制作りが遅れていると考えております。

日本サッカー協会が、Jリーグを立ち上げ、傘下に地方組織を配し、地方の小さな町のサッカーチームも組織の一員にし、指導者講習と審判育成を積極的に行い、組織の一元化を図り、日本のサッカーのあり方を誰でもが分かる様な組織づくりに変えました。
杉並区においては、区の スポーツ 施設 を利用する任意のスポーツチームと学校施設を利用する利団協を中心としたスポーツチームがあり、それぞれの領域を守り、同じ種目のスポーツも複数の団体に分かれて活動を行っております。
区・体育協会が長年に渡り活動を続けておりますが、区内スポーツの一元化がなされてこなかった点が浮かんで参ります。

大変厳しい指摘と取られる方がおられると思いますが、区が進める施設再編整備計画の中で スポーツ 施設 の再編も当然検討される事と思いますので、施設利用の面から利団協や任意のスポーツチームの在り方等を検討する必要があると考えます。

スポーツ基本法にも示され、区が推進するスポーツ推進計画にも総合型地域スポーツクラブに関する施策が示されておりますが、先に示した様に、区内にはスポーツ団体が多数あり、独立独歩の活動が進められ、区内のスポーツチームの一元化がなされていない状況下において、総合型地域スポーツクラブの施策を区内に広める事が中々難しい状況にあると考えます。

そこで、総合型地域スポーツクラブの施策を進める前に、教育基本法の顧問制度と学校体育の下にある部活と地域が連携を図り、学校の スポーツ 施設 を利用し、学校区を中心に地域の区民が部活に参画する地域スポーツクラブの立ち上げを、先ず、試みる必要があると私は考えます。

初めに、今年度より、部活指導の為に外部指導者の受け入れ態勢が充実されました。
大変、心強く思っております。
その状況をお示し下さい。

次に、杉並区では、学校支援本部が全校に設けられております。
支援本部関係者に、ひと肌脱いで頂きたい思いの中で、学校、学校体育、部活、外部指導者、学校支援本部、地域、もちろん中学生の親御さん家族を巻き込み、地域が部活動を行うのです。
多くが関わるので、お祭り騒ぎの様に思うかもしれませんが、こころみる価値は大いにあると考えます。
地域の力で、衰退する中学校の部活を支え、少子化・核家族化する社会の子供たちに大家族を想像させ、希薄化する社会に在って、スポーツを通して地域が子供たちの成長を支え、地域が世界に飛び出し挑戦する様な元気な子供たちを育てる、との、思いを持つ事だと思います。
スポーツを通して地域づくりの第一歩を踏み出す事が出来るのではと考えますが、区のご所見をお示し下さい。


区議会・スポーツ議連ではこの4月、ドイツ・バイエルン州レーゲンスブルク、ローゼンハイム、ミュンヘンへ視察に参りました。
視察では、総合型地域スポーツクラブ、杉並区の学校体育と部活、地域のスポーツの取り組み方、を、中心に、ドイツのスポーツクラブと比較し、日程を消化して参りました。

ドイツのスポーツクラブは、大変充実しており、世界の模範となっています。
ロンドンオリンピックで活躍した日本選手たちの源となった、ナショナルトレーニングセンターの原型が、ドイツのスポーツシューレにあり、その施設に宿泊し、その地域の生活と環境、スポーツシューレを取り巻くように点在する地域のスポーツクラブを視察し、ドイツのスポーツ 施策 の一貫性と一元化について、私自身が、その地に立ち、その地の人々と合い、見聞きをする中で、実物大のドイツのスポーツに出会えた思いを致しました。

ドイツでは、午後の授業を早く終わり、学校体育の代わりに子供たちは地域のスポーツクラブに通います。
地域が、スポーツを通して子供たちを育てています。
そのドイツにも変化が起きています。
ドイツ国内の経済状況が厳しく、日本と同様に、子供を抱える親御さんたちが共働きを望み、学校の授業の延長を希望する様になり始めたというのです。
午後、早めに授業が終わり、子供たちは親御さんがいる家に戻り、スポーツクラブに出かける、日々のサイクルが少しずつ変化している様です。
その為、学校では、スポーツクラブと連携し、学校の授業にスポーツを取り入れ初め、スポーツクラブから指導者を招いております。
又、地域にボランティアとしてスポーツの時間にアシスタントを務めてもらう人材を求めておりました。
その様な試みの中で、学校では、以前に増して、子供たちが授業の合間の休み時間に、校庭に出て遊ぶ様になり始めたとの事です。

ドイツでは地域中心のスポーツに学校が目を向け、スポーツクラブが学校に協力するスポーツへのこころみが成されておりました。
日本では、学校教育と共に発展してきた部活が衰退し、外部指導者が部活を支えています。
両国とも、スポーツと学校体育、同じ様で大変違いのある運動を通して、将来へ向けた子供たちへの教育を行い、時代の変化に応じて、改善を進めて行かなくてはならないドイツの教育現場の厳しさを垣間見る事が出来ました。

バイエルン州代表のサッカーチームの総監督を務める方に、スポーツクラブの在り方、指導者の育成、責任の所在、明確な指導の共有、そのための組織づくり、組織の管理一元化について講義を受けました。
遠方からの我々に注意深く真摯に、時折ジョークを交え講義を進める総監督にサッカー王国、そして、スポーツ王国ドイツの威厳を感じました。

講義の中で、「杉並のスポーツは、今どの様な状況にあるのか、説明してほしい、どの様に管理されているのか示して下さい。」 そして 「あなた方は、地域に、どの様なスポーツクラブを立ち上げたいのか、教えて下さい。」 との質問に、地域スポーツの管理一元化が殆んど成されていない事、指導者や世話役の一元化も行われていない事、先ほどから申し上げている、学校体育とスポーツのすみわけが出来ていない事等、正直申し上げ、横綱と平幕いや横綱と十両の差を感じました。
しかし、日本独自の学校体育や部活、杉並区が区民と共に醸したスポーツ文化、私自身が歩んできた体育とスポーツの経験に自信を持って、改善をはかり前へ進む事だと気を取り戻した次第です。

その様な、視察体験を基に、本日は、区民スポーツの充実に向けた意見を、以下、述べさせて頂きたいと存じます。

今、杉並区に様々な形で点在するスポーツチームを、先ず、一元化する方向性が必要と考えます。
スポーツ振興課やスポーツ振興財団、或いは、スポーツ推進委員等が区内スポーツの一元化に向け、まとめ役の組織を設ける検討を行う必要があると考えます。
登録制度を用いて、区内のスポーツ人口、種目別のスポーツ人口の調査が必要と考えます。
さらに、区内スポーツチームの構成、それらチームの練習場所、試合形態、スポーツに取り組む目的や意識、区民スポーツの中でも目の届き難い処を調査する必要があると考えます。
調査を通して区内スポーツの基本的な在り方を共有出来る方向性を見出す必要があると考えます。

又、中高年齢者がいそしむ、ウオーキング、ジョギング、アクアスポーツ等の施設整備も課題として行かなくてはならないと考えます。
ウオーキングやジョギングが多く行われる河川沿いの歩道をアスファルトの舗装だけではなく、木材のチップをしきつめる等、弾力性のある舗装資材の検討を行う等の配慮の中で、けがの予防、けがからの回復を試みる工夫、アクアスポーツの為の歩けるプールの整備等、まちづくり、ユニバーサルデザインと区民スポーツの融合を図らなくてはならないと考えます。

ある日、ある時、ひとりの区民の方が、区役所本庁舎の受付窓口に来て、「私は、健康の為に、スポーツにチャレジしたいのですが、相談窓口を教えて下さい。」との質問に、受付の方は、どこの所管をその方に伝える事になるのでしょうか。
スポーツ推進委員が区民の方々に対応できる窓口を作り、区スポーツ文化の向上を図る必要があると考えます。

本日、私は、中学校の部活の質問を致しました。
部活に、地域が参画する事を申し述べました。
教育基本法の下では、此処が限界と考えます。
部活の領域を地域が守る中で、子供たちにスポーツの楽しさと、スポーツを通して人間学を学ぶ場を、私たち、古き良き部活育ちの大人が、本気になって作って行かなくてはならないと考えます。

区民スポーツを大らかに楽しく、区民の健康の源を築くためのスポーツをスポーツ推進計画の中で、学校体育の延長線上
のスポーツ・体育とは別に区民スポーツの在り方を明確に示さねばならないと考えます。

現状、日本のスポーツ、私たちの地域のスポーツは総てとは言いませんが、教育制度の中にある学校体育の延長線上にあり、体育の範囲にとどまっている様に思えます。
学校体育と部活、学校体育の延長線上にある日本のスポーツの独自性と世界のスポーツ、区民スポーツと総合型地域スポーツクラブの在り方、いくつもの切り口があります。
社会構造の変化の中で、独自性を持つ日本のスポーツから世界共通のスポーツへと変化が必要です。
スポーツ推進計画を通して整理整頓が進められ、杉並区の区民スポーツ文化の醸成を願うところです。

さて、最後に、この10月には54年ぶりの東京国体が開催されます。
杉並区では、デモンストレーションではありますが、ラジオ体操、ユニカール、ガーデンゴルフが行われます。
区民皆がこぞって参加、見学出来る体制を整えて頂ければと強く願うところです。
私が、参加致しております、区議会スポーツ議連も、ラジオ体操連盟の皆様と共に、駅頭、街頭に立ち全国放送される10月6日のラジオ体操の周知活動を予定致しております。

目前に迫って参りました、東京国体に向けた区の準備状況、特に、ラジオ体操に向けた準備は如何でしょうか。
早朝より区内全域から多くの参加者が見込まれますが、その交通手段、参加した方々へ記念品などが配られたりするのか、状況をお示し下さい。
東京国体と来るべき2020年・東京オリンピック・パラリンピックへ向け、田中区長を初め、区職員皆様のご奮闘をお願い申し上げ、本日の質問を終わります。





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