「平成29年 第四回 定例区議会 一般質問」


           平成29年 第4回定例区議会 一般質問

 

杉並区議会・自由民主党 大熊 昌巳 です。

通告に従い。

施設再編整備計画(ゆうゆう館と区民事務所)について。

2020年・東京オリンピック・パラリンピック大会について。

一般質問を行います。

 

本日は、始めに、ゆうゆう館、区民事務所など日々の区民生活に資する区・施設と区民生活における身近な組織である町会・自治会・商店会など地域の組織を合わせて取りあげ、施設再編整備計画について質問を致します。

 

本題の質問に入ります前に、私の地域での暮らしぶりを、少々、述べさせて頂き、質問につなげさせて頂きたいと思います。

私は、生まれ育った、区内、久我山で家族と共に小売業を営んで参りました。現在は、議員活動に専念する為、店は休業しており、間もなく65歳になります。社会的には、高齢者の仲間入りを致す処です。

共に暮らしていた両親が亡くなり、二人の息子たちもそれぞれに成長し、

家庭を持ち我が家を巣立ち、現在は、妻と二人暮らし、孫たちの成長が楽しみでならない日々があります。一つ屋根の下に、家族四世代が同居し、家族総出で家業に専念していた時期が懐かしく思えます。

 

平成19年、私は、一念発起し、区議会に挑戦を致し、地域のご信任の下、区議会に議席を頂き、早、10年を迎えております。

この間、私は、地域の暮らしぶりを区議会に届け、区民生活の向上と区民生活の利便性を求めて参りました。

区は、区民の声に応え、区内、各、地域に区民生活に資する様々な施設整備を進めて参りました。一区民として、感謝を致す処です。

 

さて、久我山で長らく暮らしてきた私にとって、日々の生活に密着する、区・施設を挙げると、先ず、宮前出張所があります。後に区民事務所となり、現在は、さざんか教室として利用されています。その隣に宮前図書館があり、多世代に渡る多くの利用者があり、地域に確りと根付き、大切な地域資源と言えます。それから、久我山会館、敬老会館があり、現在、敬老会館は、ゆうゆう館として利用されています。もとより、保育園、児童館、学童クラブ、小中学校も同様に、日々の区民生活に密着し、基礎自治体・杉並区、区民の生活が成り立って参りました。

 

現在、区は、施設再編整備計画を進めている途中にあります。

人口動態など地域の様々な状況を鑑みると、施設再編整備計画の取り組みの必要性を肯定的に捉えて行く必要がある、と、私は、考えております。地域の利便性を高める為に整備してきた区施設、それらの利便性を更に高める為の再編と、私は、理解を致すところですが、これらを、施設の再編ならぬ、施設の集約との見方をすると、地域の区民生活における利便性が遠のいて仕舞う、と、私は、心配を致して参りました。

 

宮前出張所を取りあげましたが、私は、区議になるまで、区役所は遠い存在であり、身近な宮前出張所が区役所の代わりであった様に思います。

余程の事がない限り、区役所に行く必要がなかった様に思います。

必要な書類を、一日か二日の時間をかけて手元に揃える、それが普通であった様に思います。

町会・自治会活動と共に民生委員、青少年委員、体育指導員など、地域の活動も出張所が基本にありました。現在も、旧宮前出張所管内をエリアにした町会・自治会の連合組織が活動しています。

区職員の削減、電子化などによる、仕事の効率化の中で宮前出張所が、区民事務所に変わり、更に、区民事務所は、高井戸の区民事務所へと移行されました。

1、質問

今、申し述べた事柄は、区・施設再編整備計画において利便性向上との面から改めて見ると、施設の集約、と、考えがちになり、区民生活の利便性を電子化などで補うとしても、電子化を苦手とする方々への配慮は、どの様になっているのか心配を致すところです。例えば、現在、住民票などを取り扱う自動交付機に変わり、コンビニで取得できる様に、変化してきています。

職員がいない中で、機械操作に不慣れな区民の不安解消に、区は、どの様に努めているのか、お示し下さい。

 

 

区民の方々、特に高齢者の方々は、区との関わりに、互いの顔と顔が見える安心感を求めていると思います。

長い間、地域で対面販売の小売業を営んできた私には、理解出来るところがあります。住民票の取得に自動交付機だけで良いのだろうか、区の職員が身近にいる事の安心感、高齢者の不安を機械は察知できるものではないと、私は、考えますし、それなりの移動が必要です。

区は、住民票を求める高齢者の方に家族がいるから大丈夫とお考えになるかもしれません。ところが、高齢者は頑固です。自分の事は自分でとの思いがあります。何か取り留めのない事を申している様で、恐縮ですが、今、私が述べた事を区は、ご理解、頂けますでしょうか、超高齢化が進む現在、独居高齢者や、家族と同居をしない高齢者の方々は、自分の事は自分でとの、良い意味での、頑固さがあります。

2、質問

今後、増々、増える高齢者の方々と区の関わりの中で、地域に区の顔の見える窓口が必要と、私は、考えます。

区は、どの様なご所見をお持ちでしょうか、お示し下さい。

 

 

今、久我山の高齢者の方が、仮に、住民票が必要になり、高井戸区民事務所、或いは、区役所へ出かける事が、果たして大丈夫なのか、高齢者の安心安全を問い、より身近で、と、問わせて頂きましたが、高齢者の方々は、実は、そんな心配を吹き飛ばす様なパワーを持ち、区民事務所へ区役所へと行きます。

久我山から、すぎ丸に乗り、或いは、浜田山から、すぎ丸に乗り継いで、出かけて行きます。私は、その様な、頑固で達者な高齢者の方々と、我が家の店先で沢山お会い致して参りました。

一見、微笑ましい処もあります。しかし、寄る年波を考えれば、区・施設が身近にとの思いは誰にでもあると、私は、考えるところです。

高齢者の方々を頑固と申し述べましたが、頑固で達者でおられるからそれで良い、と、私は、考えている訳ではありません。

そして、区も地域も、高齢者の方々の安心安全を我が身、我が家族に置き換え考える事が必要であると思います。

 

現在、地域には、区民センター、ゆうゆう館、それら施設の取り組みから地域に様々な自主グループが誕生しています。そして区民事務所やケア24、NPОが開催するサロンなどもあり、区民の情報交換、ふれあいの場が増えています。また、介護施設も地域の大切な、ふれあいの場となっており、区民生活の中には、多くのよりどころがあるものと考えます。

3、質問

そこで、改めて、お尋ねを致しますが、区民生活における地域の拠点は、何処と区はお考えでしょうか、ご所見をお示しください。又、今後、地域区民センターやゆうゆう館など様々な施設が施設再編整備計画を通して、どの様に変化し、地域に資する施設となるのか具体的にお示し下さい。

 

今、社会は、多様な生き方、多様な考え方が広く受け入れられています。

その様な中で、区政と共に町会・自治会、が地域に根付き活動を続けて参りました。そこに加入する区民は、50%と理解を致すところです。

区民の地域への帰属意識との観点からすると、その50%の加入率が、現状の社会情勢からして、良し、と、する事なのか、区も判断に迷うところと思います。基礎自治体・杉並区の一区民として、地域の一員であるとの意識を高めて行く事が大切と考えます。

 

町会や自治会への加入は、もちろん大切ですが強制は出来ません。

施設再編整備計画に示されている、既存の区民集会所、区民会館、ゆうゆう館、一部の児童館を対象とした、地域コミュニティ施設への再編計画は大変重要であります。区民の半数の方々が地域の町会・自治会に加入していない現実と防火・防災・防犯上の観点から、区民の方々に最寄りの地域コミュニティ施設に、出来れば、登録制などを検討し、地域の暮らしに関する安心安全の情報を届ける事が出来る仕組みづくりが必要と考えます。杉並区に住民登録をすることにより、区民生活に必要な情報を区から得る事は出来ますが、区と地域住民、或いは地域住民同士の顔の見える安心安全を何処まで築く事が出来るのか、大変ハードルが高い様に思えます。

4、質問

町会、自治会、商店会など地域に長く根付いてきた組織には、今、疲弊感があります。新たな、流入人口への対応を考えれば、施設再編整備計画を通して、地域に新たなコミュニティ施設を設ける事は、地域の活性化に必ずつながる、取り組み、と、私は、考えます。

既存の集会施設やゆうゆう館等を運営する事業者やNPОの人材育成など、課題は多々あろうかと承知を致すところですが、地域コミュニティ施設の整備については、施設再編整備計画のもと、積極的に進めていくべきと、私は、考えますので、区の、ご所見をお示し下さい。

 

 

本日、私は、区民事務所の自動交付機や顔が見える窓口の必要性に、何故か囚われた様な事を申し述べておりますが、決して、それだけを求めている訳ではなく、区民が日々の生活において、暮らしやすいと感じる地域の拠点を設ける事が重要と考えております。

 

この質問の最後に、もう一点、町会や自治会の疲弊と同様に、空き店舗が増えるなど、疲弊する商店会が社会的な問題として取り上げられております。杉並区においても議会で議論がなされ、活性化に向けた、取り組みが行われておりますが、閉店した商店は、店を改装しテナント、と、して、貸し出される事が多くなりましたが、テナントへの新規参入者と既存商店会との融和が問題視されている地域もあります。

中々、有効な対策がない状況でもあります。

私は、その、対策の一つとして、今後、施設再編整備計画で進められる地域コミュニティ・施設整備の一施設として、区の顔の見えるサービス提供の場として、空き店舗の活用が出来ないものかと考えますので、要望とさせて頂き、次の質問に移ります。

 

 

先月、10月28日、2020年・東京オリンピック・パラリンピック大会の開催日まで、後、1,000日との、大きな節目を迎え、当日、東京都によるカウントダウン開始のイベントが行われました。

4年前、平成25年、9月8日に2020年・東京大会開催が決定し、その翌日、9月9日が第3回定例区議会の初日でした。

当日、私は、一般質問のトップバッターとして、2020年・東京大会に向け思い出となる質問を行わせて頂きました。

 

当時、7年後の東京大会まで2,550日余の期間がありましたが、いよいよ、2020年・東京大会まで1,000日を切りました、と、述べるより、1,000日を残すだけ、との、表現が相応しく思えるところです。実際には、本日を含め、あと981日になりました。

私は、オリンピック・パラリンピックの競技自体には、大変、大きな期待を寄せておりますが、開催都市、東京都の都政は、ご案内の通り、停滞気味のところがあり、東京大会の運営に関しては、あまり希望が持てない、ところがあります。

5、質問

開催都市、東京都は、マイペース、と、でも言うのか、23ある基礎自治体と、共に、どの様に連携し、大会を迎え様としているのか、私には、分かりづらいところがあります。杉並区に限らず、23ある基礎自治体は、実際、どの様な連携を取っているのか、改めてお示し下さい。

 

 

私は、一般質問において、2020年・東京大会に向け質問を重ね、期待を膨らませて参りました。区が独自に進める区民懇談会など、区の動きは、把握を致して参りましたが、先程も、申し述べた様に、都と区の連携が見え難いところがあります。フラッグツアーが行われ、小学校では、オリンピック教室も開かれ著名な選手がゲストに招かれ、子供たちに熱い思いを伝え、2020年へ向け、子供たちに期待感を醸成して頂いていると理解を致すところですが、広く区民に向けパブリックビューイングの開催、地域のおまつりやイベントなど、と、連携し、2020年を迎える取り組みが、示されていたと思いますが、少々、おとなしい様に感じます。

6、質問

2020年に向け、連続的な取り組みを期待致すところです。これからが期待すべき、第二幕の始まりなのか、改めて、お尋ねを致しますが、区は、都と実際に連携を取り、現在進行中の取り組みはあるのでしょうか。

ご所見をお示し下さい。

 

 

大会開催まで1,000日を切りましたが、2020年に向け都と連携した取り組みに関する質問は、今を、もって、なお、時期尚早なのでしょうか。

都は、都で、マイペースでカウントダウン等のイベントを開催し、東京全体の盛り上がりが無い様に思えてなりません。

7、質問

大会用地に関する問題で、江東区や大田区、大会事前の練習場所の提供で世田谷区などはクローズアップされておりますが、杉並区を含め、他の基礎自治体は、置いてきぼりにされている様で、私は、釈然としないところがあります。オリパラ担当所管課の奮起を切に望み、杉並区が、区独自の取り組みを、更に、進める事が大切と考えますので、区の、ご所見をお示し下さい。

 

 

本日も、2020年に向けた、区民懇談会の取り組みを申し述べました。

8、 質問

開催まで、いよいよ、1,000日を切りました。この間に、引き続き区民懇談会の活動が活発に進められる事を期待致しておりますので、今後の取り組みをお示し下さい。

 

 

2020年に向け、杉並区独自の、機運醸成の秘策が、飛び出す事を、期待してやまないところです。

東京大会・開催に向け、担当・所管課が、一つひとつ取り組みを丁寧に進めて頂いている事は、良く理解を致しております。

先日、行われた、杉並フェスタにおいても、幾つもの団体が2020年を意識し啓発活動やデモンストレーションを行い、それらを所管課がフォローし、各団体の今後の活動へ、来年の杉並フェスタに、そして、2020年につなげて頂いている事に、感謝を申し上げる次第です。

 

私は、自身が競技スポーツの世界で育ち、スポーツを通して多くを学んで参りました。現在も、スポーツを通して知り合った多くの方々から、大熊、頑張れとの励ましを頂く中で、スポーツを通して、人づくり、地域づくり、まちづくりを、区議会活動の理念と致しております。

そこで、大変、僭越ですが、一言、申し述べさせて頂きたい事があります。

 

オリンピック・パラリンピックは、IОCの持ち物と、私は、理解を致しております。開催都市・東京もIОCのルールの下に、大会運営が進められます。IОCの提言の下に、国や都も戸惑う中で、皆様、ご承知の様に、大会会場の整備や会場の変更が進められて参りました。

私は、商業主義が肥大化したオリンピック運営があり、そこには、IОCが示す肖像権や大会スポンサー企業の縛りがあり、大会を心待ちにし、何か、活動をしたいと願う方々の前に、立ちはだかる、現状がある様に、考えております。

 

しかし、今、申し述べた現状の、もう一方に、オリンピック・パラリンピック競技があり、その精神性が、私達を、スポーツの虜にし、オリンピック・パラリンピックへの憧れを大きくし、青少年たちのスポーツへの夢を育んでいると、私は、考えております。

 

そして、もう一つ、大切にしなくてはならないものがあります。

先に、申し述べた様に、オリンピック・パラリンピック競技の精神性に魅せられ、2020年・東京大会のボランティアを望む区民の方々、2020年に向けたインバウンド施策への期待、2020年に地域のおまつりやイベントと東京大会の融合を求め、杉並区の活性化を進め様とする、熱い思いを持たれる、区民の方々がおられます。 

これら、杉並区・区民の思いを集約し、実現する為に、区民懇談会の活動があると考えますので、繰り返しになりますが、私は、区民懇談会の更なる充実を、心から期待してやみません。

そして、そこに、IОCが示す著作権に掛かる五輪の旗を用いる事が、本当に、必要であるのかと、私は、考える時があります。

 

担当所管課とすれば、オリパラに掛かる取り組みであれば、全ての取り組みに五輪の旗を用いないと、責任が果たせない、との、事と、思いますが、2020年に向けた、区民の熱い思いや夢の実現の為に、先に、申し上げましたが、国や都も戸惑う様な、商業主義的なオリンピック運営よりも、私は、オリンピック・パラリンピック競技の精神性に、心、打たれ、2020年に向けた活動に、少しでも寄与したいと願う、区民の方々の熱い思いを実現する為に、担当所管課には、更なる奮起を願い、そして、期待を致し、本日の質問を終わります。





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