「平成27年 第四回 定例区議会 一般質問」


平成27年・第4回定例区議会  一般質問

 杉並区議会・自由民主党、大熊 昌巳 です。
通告に従い、以下、3点、特養整備について、動物の施策について、すぎなみスポーツアカデミーと部活について、質問を致します。

さて、本年も、11月 7日 8日 の二日間に渡り、杉並フェスタが開催されました。田中区長を始め、関係各位、皆様のご協力の下、多くの区民の方々が会場に足を運ばれました。同時に開催された、杉並区・農業祭では、区の配慮の下、新たに、大きな、横断幕が準備され、区民の皆様に野菜の展示と即売を通して、都市農業の紹介と地産地消の必要性をアピールする事が出来た様に思います。
2日目は、あいにくの雨にも関わらず大勢の家族連れでにぎわい、杉並フェスタが定着しつつある事が伺えました。
今後の更なる充実を願い、質問に移ります。

杉並区の喫緊の課題として、保育施設の増設、介護施設の増設が挙げられております。これらは、杉並区に限られた事ではなく、東京一極集中の中で起きる、都市部、特有の課題とも言えます。
本日は、その中から、特養整備に付いて質問を致します。冒頭に、杉並フェスタを取り上げさせて頂きました。本年も、杉並区の友好都市がこぞって参加され、産地直送の品物を元気に販売されておられました。
その前日、11月6日には、友好都市の市、区、町、村長、皆様が出席され、第二回・地方創生交流自治体連携フォーラムが、杉並区役所において開催されました。フォーラムでは、災害時協定、連携事業、特養の整備についても話し合いが行われ、各自治体の後期高齢者保険料負担などに付いて意見が交わされ、区外特養整備の、関心度の高さが伺えました。当日、ゲストとして参加された、豊島区、高野区長より特養整備に当り、区内に用地を確保出来ず、区外施設に頼らざるおえない自治体の、切実な発言があり、今後の、交流自治体連携フォーラムの、必要性を改めて感じた次第です。
さて、区内では、現在、4か所の特養整備が進められていると理解を致しております。地域に開かれた特養整備に向け、地域住民の声を聞き、その理解の下に進めていく必要がある一方、喫緊の課題である特養整備を計画に沿って着実に整備していく事が大変重要な事であると考えておりますので、改めて、現在、進められている区の特養整備の進捗状況と、今後の整備に向けた区の基本的な考え方をお示し下さい。


私は、今後の特養整備については、入所者や家族の為だけでは、なく、その、地域に開かれ、地域に密着した特養が必要になる、との、考えを持っております。

保育施設や特養整備が、地域の迷惑施設となりかねない区民感情が、ある中で、宮前5丁目の特養整備に当たっては、宮前南防災会、宮前北 防災会から要望を受け、防災拠点型の特養整備を進める事が、地域の特性を活かした特養整備との考えを、昨年の第4・回定例区議会の一般質問に取り上げさせて頂きました。
田中区長から、前向きな答弁を頂き、宮前5丁目特養整備の方向性が示されたと理解を致す処です。

同敷地は、区の放置自転車集積所として、又、高井戸第二小学校整備の折には、仮設グランドとして使用され、当該地南側に隣接していた農地を、地主で在った 宇田川様の生前からの配慮の下、区が買い上げ、総面積3,630uの特養整備用地が準備され、防災拠点型の特養を意識し、異例の22社が参加して事業者の選定が行われました。

宮前の南北防災会が示す、防災拠点型特養とは、災害時に地域区民が災害発生後の72時間3日間を過ごす為の、初期対応の拠点が必要であるとの事から、特養整備に当たり、敷地内に避難スペース、地域対応の防災倉庫、仮設トイレ、井戸、かまどベンチ、非常用 電源などの設備を求め、事業者側も、地域の防災活動に資する事から、地域の要援護者 の受け入れを示す中で整備が進められる事になりました。

事業者の選定後は、地域を代表する 南北防災会への説明が行われる中で、地盤面の高さ、建物の窓の位置、受変電装置の設置場所、特養 敷地に対する防災スペースの面積、防災倉庫の容積、非常用発電機の騒音などに付いて話し合いが繰り返し行われ、双方が確認を取り合って参りました。地域の為の防災拠点を有する特養整備に当っては、選定された事業者、桐仁会には、初めての試みですので、慎重な対応が示され、当初の整備スケジュールから、若干、遅れている状況に在ります。
防災会は、独自に地域の将来像を検討してきた中で、隣接する宮前図書館との間にある敷地境界に段差が生じない様にとの要望を示しており、防災会から区・建築課へ相談をした結果、中間の自盤面を、との、見解があったとの事で、中々、合意点が見出せない状況にあります。
宮前5丁目の区有地を活用した、此の度の特養整備については、地域 防災機能の向上に向け地域要望を汲み取る形で、地域との調整が進んで参りましたが、先に示しました様に、当初の整備スケジュールから若干遅れていると理解を致す処です。現状をどの様に捉え、今後、特養整備をどの様に進めて参のか、区の見解をお示し下さい


この度の、特養整備に当り、防災会と繰り返し話し合いが進められている中で、同敷地東側に接し南北に抜ける区道があります。
その区道は、洪水ハザードマップにおいて、過去に浸水の履歴があるとの指摘が防災会からありました。
この地域がハザードマップに示される原因となった浸水被害は、確か、下水道が整備される以前の水害だった、と、記憶をしておりますが、いつ発生し、どの、程度の被害があったのか、下水道整備後の被害状況についても併せてお示し下さい。


今後、88床の大型特養が整備される事で、昨年の様なゲリラ豪雨が発生した場合、周辺住宅で浸水などが起きる可能性があると、防災会から心配の声が挙がっています。当該事業者と開設に向けて話し合いを進めている防災会の方々、そして、特養整備を待ち望んでおられる区民の方々の為にも確認を致しますが。
特養整備で新たな浸水被害が起きない様、雨水流出抑制対策が必要であり、すでに、区と協議されている事と思いますが、どの様な対策が取られるのかお示し下さい。又、大型の施設が整備される事により、下水道管の能力が不足する事は、無いのかをお示し頂き次の質問にうつります。


それでは次に、動物の施策についてお尋ねを致します。私たちの社会生活において動物は、人々の生活と、切り離せない存在と言えます。日々、慌ただしく暮らす私たちに、動物が与えてくれる癒しの効果は何物にも代えがたいものがあります。日頃、私たちに、寄り添う動物は、ペット、愛玩動物たちです。イヌやネコ、ウサギやハムスター、爬虫類のヘビやクモなども愛玩動物とされ、その種類は多く、人々の生活環境に合わせ様々なペットが飼われています。
先ず、初めに、区は、区民と動物との共生をどの様に考えているのか、又、区は、適性飼養の普及啓発として、どの様な施策を実施しているのかお示し下さい。


最近、ペットや身近にいる動物への虐待が新聞等で報道されております。ウサギの耳を切り取ってしまった、ネコに重石を付けて池に投げ込んだ、頭部を切り取られたネコが捨てられていた、身近な公園の池に飛来する鳥がボウガンで撃たれ、矢が突き刺さったままの状態、あるいは、吹き矢の矢が刺さったままの鳥が紹介されております。
愉快犯なのか、痛みを考え合わせる事が出来ない人なのか、抵抗する事の出来ない小動物を興味本位に痛めつける、良識の欠落としか考えられない処です。
私たちの身近な動物と言えば、先ず、ネコが考えられます。
ネコへの虐待などを防ぐ為に、杉並区は、平成19年に飼い主のいないネコの世話・杉並ルールを策定しております。その内容は、充実しており評価を致す処です。
策定から8年が経過しておりますので、杉並ルールの実績と成果を、お示し下さい。又、イヌやネコへの虐待について区へ情報は寄せられているのか、通報があった場合の対応もお示し下さい。


一方で、イヌやネコを安全に飼養し、正しく繁殖を行うブリーダーの存在があります。しかし、最近、ブリーダーへの厳しい制約がありながら、営利目的で年間の繁殖数をごまかし、非衛生的な取り扱いを行い、生まれたばかりの子イヌや子ネコにウィルス性の感染症などを発症させる事例があると聞き及んでおります。
病気に感染した子イヌや子ネコを、禁止されているネット販売で飼い主に届ける事実が判明、ペットとして飼い始めてから、間もない時期に死んでしまう例が増えており、消費者センターなどにも苦情が寄せられているとの事です。
国が、悪質なイヌのブリーダーへの規制を強めておりますが、ブリーダーを行う場合に必要な許可や、悪質なブリーダーが判明した場合の対応が、どの様に取られているのかお示し下さい。


本来、ペットは、人が大事に育てるのが、大原則であり、人と動物の共生の第一歩と考える処です。
しかし、飼い主の引っ越しや病気で、やむを得ず手放さなければならない場合があります。区はどの様な対応をされているのかお示し下さい。


動物は、家族の一員として共に生きる存在ですが、災害時など、どうしてもペットと離れて、生活を送らなくてはならない状況が、発生する可能性があります。
3・11以降、災害時の動物の避難への関心が高まっています。先ほど、浅井議員より災害時におけるペットの食糧に関する質問があり、飼い主の自助努力が示されましたが、区は災害時における動物への対策をどの様に行うのかお示し下さい。
先だって、私が暮らす久我山で、玉川上水の土手に巣を作っていたカルガモが、親子で、玉川上水から神田川へ向かう、移動がありました。子ガモのよちよち歩きで、約300mの距離と、お考えください。ご近所の皆さんが、生活道路から人見街道を渡ろうとする、カルガモ親子が車にひかれない様にする為に右往左往大変、何とかならないか、との、連絡があり、私は、急ぎ、環境課に連絡を入れ区職員の方に現場に急行して頂きました。結果は、カルガモ親子を段ボール箱に確保し神田川に運び放したのですが、放す時には、警察官も駆けつけ段ボールに入ったカルガモ親子は、取得物扱いで警察の範疇にあるのか、警察官が見守る中、段ボール箱からカルガモ親子を神田川に放したとの事です。
今、申し述べた様な、動物の保護が必要な場合に、現場におもむく、アニマルレスキュー隊の組織が必要と考えますが、区は、どの様なご所見をお持ちかお示し下さい。


人と動物の共生、たとえ小動物との暮らしで在っても人が動物を従えさせる事は、出来る様で中々出来ないものと、私は、考えております。動物は、人に従う事はしませんがなつき生活を共にし、人を理解するとの思いが、私には、あります。

東京、杉並区の、日々の暮らしの中で私たちは、身近な愛玩動物だけが動物になっているのでは、と、思う時があります。みどり豊かな杉並実現の為に、緑被率を高める施策が進められ、間違いなく、野生の動物が増えています。ハクビシン、タヌキ、カラス、土鳩、セキレイ、ツバメも飛来します。そして、アオダイショウなどなど。
愛玩動物を生活衛生課が、野生の動物を環境課が、人に危害を加えそうな動物は警察が対応し、アオダイショウなどは、自然界に溶け込み暮らす動物として、自然に生きる動物としての取り扱いが、区の基本的な見解と理解を致す処です。
動物に関するスペシャリストは、獣医師と思いますが、日々の区民生活の中で、動物に関わる諸問題に対応できるエキスパートが必要と、私は、考えております。

区へご所見を求めた、アニマルレスキュー隊を区内動物愛護団体などと、共に立ち上げ区民の力を借りて、生きるものすべての動物を温かく見守る事が、今後、安心安全の区民生活に必要と申し述べ、次の質問に移ります。


それでは、最後に、すぎなみスポーツアカデミーと部活に付いて質問を致します。先の、決算特別委員会において、部活に関する質問をさせて頂きました。私は、スポーツを通して人づくり、地域づくり、まちづくりを理念とし、区議会活動を進めて参りました。
小学生たちがあこがれる中学校の部活の活性化を議員当選当初より求め、部活顧問のなり手が少ない現状を憂い、部活育ちの私自身が、何十年も前の思いを引きずる様な時もある中で、私の部活への思いを所管に問い、私自身も勉強をさせて頂きながら部活の在り方を求めて参りました

公立に通う生徒たちが部活を通して学ぶ事が沢山ある、授業ではなく、生徒自身が部活を通して自身の人生の励みを得る事が出来る、部活を通して目標を持てる様になる、50年近く前に中学校を卒業した、私自身が、本気で思っている事なのです。
部活の顧問に就任する事を、ボランティア活動の様だと表現する教員がおられるとの事、部活での暴力問題、中学校の部活における勝利至上主義、教員の多忙な毎日、部活は教育の一環と文科省は示しているが授業ではなく曖昧な取り扱いと危惧する教員、校長を中心に各学校の問題とされている部活と顧問、教員の方々も悩んでいます。教育委員会も懸命にバックアップを行っています。
私たち議員が部活に関する声を挙げ、質疑を重ねる中で、すぎなみスポーツアカデミーの施策が始まり本格始動の状況にあります。
杉並区のスポーツ全般の底上げを図る施策としても、すぎなみスポーツアカデミーの施策を、私は、高く評価致しております。
今後、すぎなみスポーツアカデミーの施策を介して部活への外部指導者の取り組みが順調に進められて参ると期待を致す処です。

先の、決算委員会で、私は、外部指導者を平日の部活にも導入すべきとの声を届けました。その様な中で、顧問、管理顧問を引き受ける教員も増えるのではとの思いがあります。顧問を引き受ける教員の方々の環境整備だけではなく、生徒たちに部活を通して多くを学んでもらいたい、一心であります。

さて、この度の、決算委員会では、他の委員の方々からも、部活活性化に関する貴重な質問が行われ、特に、安斉委員への答弁の締め括りに、井出教育長より、杉並区の部活の在り方に関して大胆な答弁があったと、私は、大いに賞賛を致しております。井出教育長の答弁を顧みますと、現状の部活の説明を進める中で、今の、部活は、どうでもいい事なんです、実は、やらなければいけない事では、ないんです、との、内容で在ったと、記憶を致しております。ドッキとしましたが、さすが、井出教育長との思いになりました。
みなさん、今ならば、国や都の施策に縛られる前に、幾つもの、解決策がある、と、私は、理解をさせて頂きました。教育長から、逆に、何か出来る事があるかと、課題を突き付けられた様な思いになり、私は、部活の顧問制度の在り方が過渡期を迎えているのだから、これからの部活は、顧問の役割を含めた外部委託と答えたいと思いました。顧問のなり手がいないならば、顧問の役割を含め、生徒への指導も、試合の付き添いも、中体連への登録も含め、部活を総て一まとめにして引き受けられる外部委託を検討すべきと考えます。

教育長は、決して、そうとは、言っておりませんが、幾度となく部活に関する質問を行い、改善を求め、すぎなみスポーツアカデミーの外部指導者導入、平日の外部指導者の導入を求めていく中で、区が実行計画に示す総合型地域スポーツクラブと部活の連携についても、区は、前向きに、答弁されています。文科省も部活の在り方については、総合型地域スポーツクラブとの連携を示唆しております。

部活の顧問制度は、制度疲労を起こしており、ここで、過度な対応を教員に求める事はせず、学科の指導やクラス担任の仕事に集中して頂く中で、部活に、新たな道筋を設けるべき時と考えます。
社会の変化が著しく進む中にあって、30年前、50年前の部活を、現状の中学校教育の現場に戻す事は難しいと考えます。

先の、決算特別委員会で、私は、部活に関して、現代の教員気質をお示し頂く中で、部活顧問をどの様に考えているのかを問わせて頂きましたが、愚問であった様で、所管 答弁 に、直接の言及は、なかったと理解を致しております。30年後、50年後に、公立中学校の部活は、どの様に変化をしているのだろうか、今、就学をしている生徒たちが、そして学校が、部活をどの様に変えて行くのであろうかと思う処です。
すぎなみスポーツアカデミーや総合型地域スポーツクラブとの連携など、先に示した様に、顧問就任が難しい部活については、顧問の役割も含めた外部委託を考える時が来ていると思いますので、今後の公立中学校の部活をどう考えるのか、区のご所見をお示し下さい。


本日の、私の質問は、又、愚問で終わるかもしれませんが、部活に寄せる、私の、恩返しの熱い思いは、当分、冷める事は無いと思います。
本日の答弁を聞き、勉強をさせて頂き、更なる、思いを伝えさえて、頂きたいと存じます。最後に、部活顧問として部活の指導を望む教員の方々への配慮は、絶対に、決して、忘れてはならない事を申し上げ、本日の一般質問を終わります。






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