「平成26年 第二回 定例区議会 一般質問」


平成26年度 第2回定例区議会 一般質問


杉並区議会・自由民主党
                              大熊 昌巳


杉並区議会・自由民主党 大熊 昌巳 です。

通告に従い、
・都市計画高井戸公園、放射第5号線、両整備と久我山ホタル祭りに付いて
・2020年に向けたバリアフリーについて
・2020年に向けた区内循環交通に付いて
・杉並区の産業振興施策について
以上4点について質問を致します。

先ず、初めに、都市計画高井戸公園、放射第5号線、両整備に付いて、お尋ねを致し、両整備に関連する久我山のホタル祭りについてお尋ねを致します。
都市計画高井戸公園と放射第5号線の整備につきましては、改めて説明を致すまでもなく、皆様ご承知を頂いている事と理解を致しております。

さて、私は、昨年の、第4回定例区議会において、同公園の整備状況と公園整備予定地内に、現在、住まわれ、将来的に用地取得が行われるエリアに住まわれている方々の思いを代弁させて頂きました。
同エリアに住まわれている方々が公共工事の犠牲者との思いに至らぬ様、私なりの思いを述べさせて頂きました。
その様な、私の質問に対し、田中区長より丁寧な答弁を頂くと共に、同エリア代表の方々と、田中区長をはじめ、副区長、所管部長との面会を実現して頂き、田中区長より本整備における区の立場を明確に説明して頂き、立場の異なる処はありますが忌憚のない意見交換を行う事が出来ました。
都市計画公園整備予定地内に住まわれている方々に対し、区長から直接、都と区の方針を伝えて頂いた事に、改めて感謝を申し上げる次第です。


都市計画高井戸公園整備と共に、放射第5号線の整備も順調に進み、平成29年度の開通が予定通りに実現しそうです。

大きな公共工事が2件同時に進められて参る中、久我山1丁目8番地の都営住宅の建て替え、旧上高井戸保育園を併設していた都営住宅の建て替え、放射第5号線整備に絡み用地取得に応じた岩通ガーデンの残地と岩通生協会館跡地の公園化、区が行う岩崎橋の架け替え等が、今後、進められて、参ると理解を致しております。
これらの整備が終了した折には、快適な地域の生活環境が整うと理解を致す処です。

しかしながら、期待感だけと言う訳には行かず、放射第5号線整備に当たり、玉川上水両岸の樹木の手入れが行われずにおり、枯葉や、雨風に飛ばされた木の実が近隣のL字溝や塀際に堆積、あるいは、近隣住宅の壁や、コンクリートを敷いた駐車スペースに付着し、その対応に苦慮されておられるとの声があります。
駐車スペースのコンクリートに付着した木の実の清掃を行うのに漂白剤を使用しなくてはならず、結果、その周辺に植えた草花が枯れてしまう被害が発生しております。
今、申し述べた様な事例が、区に届けられておりますでしょうか、区、或いは、都の対応を望む事が出来ますでしょうか、ご所見をお示し下さい。

今、申し上げた様な事柄も含め、両整備に当たり、苦情や要望が様々あると思われます。
その様な中で慎重に両整備が進められていると理解を致す中、都市計画高井戸公園、放射第5号線、両整備における直近の進捗状況をお示し下さい。

区は、施設再編整備計画を進める中で、同エリア内の富士見丘小学校の検討を念頭に置かれている事と考えます。
又、基本構想、総合計画の実施に当たり、直近3年間における実行計画の見直しが行われます。
都市計画高井戸公園整備に合わせて、伊藤 滋 氏の周辺まちづくりグランドデザインを杉並区は公表しております。
今後の富士見丘小学校、中央高速高井戸オンランプの在り方、公園整備エリアに含まれている富士見丘操車場の今後の在り方も描かれております。
都市計画高井戸公園、放射第5号線、両整備は都の事業ですが、周辺のまちづくりについては区が行うものと考えます。
どの様な展開を地域に示して参るのかお示し下さい。
現在、区は、ハードとソフトの一体化、区所管課を横断的に機能させたまちづくりを進めています。
此の度、行われた久我山駅南口そばの神田川遊歩道に面した広場づくりも、商店会活動の活性化と地域振興の久我山ホタル祭りの拡大を意識する中で整備が行われました。
久我山中央緑地の整備は、久我山駅 まちの玄関 のイメージアップを図るうえでとても有効な整備だと感じております。
今後も、更に、広場の整備を進めて頂きたいと願いますので、区のご所見をお示し下さい。

本年度、区は、更に、地域区民を巻き込み、「久我山のホタル祭り」から「杉並のホタル祭り」を目指し、地域振興の面においても補助金の拡充が図られ、仮設トイレの設置、より一層の安全体制を敷く為にガードマンを配置し、区、危機管理室と所管警察署の連携を強化し、参加者の動線を確保し、安全面の確保が徹底されます。
此処に至る経緯には、毎年ホタル祭りを訪れ、区民の安心・安全を常に望む田中区長の判断が反映されております事に感謝を申し上げる次第です。
新しい形のまちづくりが始まり、飛躍の年と私は考えております。

来場者が増え、区の協力が拡大され、ホタル祭りが一回り大きくなる中で、会場における従来の人の流れ、動線が警備上の安全性が重視され、神田川に放流されるホタルの見学通路となる神田川沿いの遊歩道が、久我山から富士見丘方面に一方通行化されます。
この、ホタルが放流される個所は、今後、整備が進められる高井戸公園の景勝地と成る可能性が十分にあり、自然がふんだんに残された傾斜地です。
区内の公園や緑地には、同様の環境は無い様に思えます。
私は、この傾斜地を今後進められる公園整備に当たり、杉並区が東京都に対し、現状の自然を、是非、保全する様、申し入れるべきと考えます。
杉並のホタル祭りに取って絶好のステージとなると思いますので、区のご所見をお示し下さい。

ホタルに関して、もう一点お尋ねを致します。
先に申し述べた、放射第5号線整備に当たり、岩崎橋そばの岩通ガーデン残地と岩通生協会館跡地が都有地となり、公園化されると理解を致しております。
此の一帯では、ホタル祭りの折にホタルの放流を行って参りましたので、公園整備に当たっては、公園内にホタルの育成や放流に必要な水の流れを配して頂ければと願っております。
地域の協力、区民の協力の中で管理が行える様な公園化が必要と考えるところです。
今後、区が行う岩崎橋の架け替えに際してもホタルを意識したデザイン等が考えられるのではと思いを膨らませるところです。
又、杉並区の友好都市である、忍野村、北塩原村、南伊豆町、東吾妻町、小千谷市、南相馬市、名寄市、青梅市、武蔵野市では、ホタルの生息が確認されております。
ホタルを介して、友好都市同士が新たなつながり、ホタルサミットの開催が出来るのではと考えます。
その会場が提供できるような公園が整備されればと願ってやみません。
地域の活性化にも寄与される事と考えるところです。
区と都の連携を期待し、区のご所見をお示し頂き、次の質問に移ります。

昨年、9月8日の早朝、2020年・東京大会の開催が決定致しました。
1964年の東京大会から今年で50年が過ぎます。
そして6年後、56年ぶりの東京大会が2020年7月24日に開会される予定です。
開催都市・東京の基礎的自治体杉並区が何を持って2020年の東京大会に臨むのか、私は、スポーツの施策に関して一般質問をはじめ、様々な質問の機会を通して、失敗に終わった2016年・東京大会招致も含め、2020年・東京大会開催に向け議会に声を届けて参りました。
スポーツの持つ潜在的な力が社会に変化をもたらす、との考えを示し、スポーツを通して地域づくり、人づくり、まちづくりを求めて参りました。
その地域づくりと人づくりを通して、総合型地域スポーツクラブの立ち上げが必要であり、地域から世界に挑戦する若者を育てる思いを示して参りました。
私は、杉並区が、2020年・東京大会を迎えるに当たって、区が取り組む施策が早期に示され、その施策の標語が示される事により、2020年へ向け、区民の間に更なる期待感が湧いて来る様に思えてなりません。
現在、区が2020年に向けどの様な準備をされているのか、お示し下さい。

さて、本日の一般質問の項目に挙げました。
バリアフリーについてですが、区は、2020年・東京大会を、にぎわいの創出としております。
まちづくりを通して区内のバリアフリー化を目指すと、私は、理解を致しおります。
バリアフリー化については、これまでも、区は積極的に取り組み、ロナルド・メイスンが提唱するユニバーサルデザインの必要性を重んじ、まちづくりに生かして参りました。
今後、区は、2020年に向け更なるバリアフリー化を進めて参ると思われますので、どの様なご所見をお持ちかお示し下さい。

本日は、2020年に向け、もう一点、杉並区内の循環交通に付いてお尋ねと、意見を申し述べます。
現在、区内には南北交通として定着した3路線があり、区民の評価も高く、交通不便地域を解消する区民の足として区民サービスの満足度を上げていると、私は、理解を致しております。
その様な中、なお一層の利便性を求め、区民から既存路線の変更や路線延長を求める声を聴く機会が増えております。
平成20年度に開通した、西荻窪駅と久我山駅を結ぶ、かえで路線では、地域振興の観点から、住宅地を通過するより商店街を通過する路線を望む要望があり、まちの賑わいの創出を提唱する田中区長の速断と議会の協力の下、ルート変更が行われました。
この、路線のルート変更後のバスの利用状況に変化はあったのでしょうか。
又、区にはどの様な声が寄せられているのかお示し下さい。

今、申し述べた南北交通3路線すぎ丸は、先も、申し述べた様に、区民生活に無くては成らない、重要な区民サービスとなっております。
この3路線以外にも、区内循環交通網については、多くの区民の方々から要望が出されている事はご承知おきの事と存じます。
そして、区民の声に答えるべく、調査検討が進められておりますが、次の決定打が中々出ない状況にある様に思えます。
区は、まちづくりの一環として、狭隘道路の拡幅、電線類の埋設による無電柱化を進めています。
この施策と地域循環交通網の施策を同時に進められればと思います。
車両の問題についても、区民と区、そして自動車メーカーがアイデアを出し合い新たな車両の開発を行う事も可能であると思います。
正に、2020年、世界に誇る事の出来るバリアフリー施策になるのではないかとの私の考えを述べさせて頂き、次の質問に移ります。

最後に、杉並区の産業振興に付いてお尋ねを致します。
国政においては、経済の回復基調が示されております。
しかしながら、私たちが暮らす地域経済の回復は、国政と歩調が一なのか、本当の経済回復は、私たちの暮らす地域経済の中で立証されて行かなくてはならないと考えるところです。
私自身、父親が終戦後、始めた燃料小売業を受け継いだ地域の二代目の一人です。
様々な職種の小売店が地域の商店街を形成して参りました。
専門商店として地域で頑張ってきた小売店ですが、社会の変化、流れの中でその役割を終え様としている処があります。
必然的に、地域の商店街は勢いを無くしております。
専門性を高め、プラスワン商品を常に意識し、地域の顧客を迎え入れる個店の自助努力も大変厳しい状況で在ると考えます。
地域の商店街が地域区民に取って、本当に、必要とされなくてはならないと、区内小売業者の一人として、商店街振興、地域振興の拡大を望んで参りました。

その様な中、杉並区では、事業者、産業経済団体、区民そして区が共通の認識を持って相互の協力の下、産業振興の推進を図る為、本年、4月一日より、
産業振興基本条例を施行しております。
又、昨年4月には産業振興計画が示されております。
地域の産業経済が本物の回復基調を示す事が出来る様に、この度、施行した条例の周知を確りと行うべきと考えます。
又、昨年度、取り組みを始めた産業振興計画がどの様な状況にあるのか、この二点について区のご所見をお示し下さい。

この、4月より、ご承知の通り、消費税が8パーセントに引き上げられました。私どもの店におきましても、3月の駆け込み需要は顕著に売り上げに反映されております。
4月の反動は当然の流れと申し述べておきます。
3月と4月の売り上げの合計は、前年比では落ちております。
消費者は、量販店が行う3月の駆け込み需要の安売り特売と、駆け込み需要の穴を埋める4月の安売り特売の両方を目当てにしていたのではと、私は、考えております。
量販店は、個人商店では太刀打ち出来ないプライスを行います
地域の個人商店が同等のプライスを行う事は店がつぶれる事を意味します。
その様な中、区内の事業者は、区の産業融資制度に頼る処があります。
融資に至るまでの商工相談等も行われておりますが、区内事業者には少々敷居の高い処がある様に思えます。
制度の利用率は他区より低い状況にあり、融資利用者のニーズと制度に開きがあるのではと懸念を致す処です。
地域経済の疲弊感が、まだまだ、ぬぐいきれない状況にあると思われますので、区内において、事業に意欲的に取り組む事業者への更なる支援を願う処です。
先に、申し述べた様に産業融資制度については、利用率が伸び悩んでいる面も伺えますので、制度の見直しが必要と考えます。
区のご所見をお示し下さい。

産業振興計画、産業振興基本条例、そして区の産業融資制度について質問を致しました。
地域の活性化を望む中で、必要な事は、制度に依存しすぎても、と、私は、思います。
地域経済の発展、盛り上がりは、やはり、事業者の主体的な取り組みが重要であると思いますが、その自助努力の限界、壁にぶち当たっている事業者が多数いらっしゃるのも事実です。
産業振興基本条例には、産業経済団体等への加入促進や団体の基盤強化の支援が示されております。
区は、産業経済団体への加入促進の為に今後どの様な取り組みを行うのかお示し下さい。

最後に、一点要望を述べます。
本日、私は、2020年へ向けて、幾つかの質問を致しました。
26年度・予算特別委員会においても、私は、田中区長に申し上げましたが、2020年に向けた施策の予算は区独自に準備出来るものではないと理解を致しております。
23区・区長会が、都に対してどれだけ声を届けるかであると考えますので、
田中区長に期待を致すところは、大変大きなものがありますので、
お聞き及び頂ければと願い、質問を終わります。





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