「令和2年11月16日  第4回定例区議会 一般質問」


2020.11.11

令和2年 第4回定例区議会 一般質問

 

杉並区議会・自由民主党 大熊昌巳です。

通告に従い、区政一般に付いて、本日は、コロナ禍の区民生活について、区の今後のスポーツ施策について質問を致します。

 

この10月に行われた決算特別委員会において、私は、コロナ禍、区民感情は、複雑であり、神経質であり、怯え、萎縮した区民感情を研ぎほぐし新たな一歩を踏み出す為のリードをしていくためには、勇気が求められると述べました。今も、同じ思いでおります。

 

杉並区・区民の新たな日常生活、新たな生活様式の第一歩をどの様に踏み出すのかとの問いに、田中区長から、確りとした方向性を示して頂いたと理解を致しております。

 

 

区民が正しくコロナを恐れ、基本的にマスク、手洗い、うがい、換気、三密を避ける、ソーシャルディスタンスを意識し自主的に行動していくことを前提として内にこもらず、許される範囲で、屋外での活動を再開する方向性を明確に示されました。

 

10月には、その一環として区内各体育館でスポーツフェスティバルが開催されました。ウィズコロナの視点から新たな日常を意識し、イベント開催に関わる団体や区職員もコロナ対策を充分に理解し実践する様子を見る事が出来ました。家庭にこもりがちな区民を新たな様式で迎え、新たな一歩を踏み出す為のイベントが開催出来たものと、私は、理解を致しております。

 

また、今月の7日・8日には、すぎなみフェスタと共に農業祭が大勢の区民を迎え開催できた事を、私は、高く評価を致したく存じます。

 

本年2月以降、コロナ感染症が拡大し、今も感染症に伴う影響を受け続ける自粛生活は、大変、長く感じられます。

この11月で、九ヶ月間が過ぎますが、すでに来年の新年会などの行事について中止や縮小のお知らせが届いています。この様な状況の中で、屋外での活動再開を前向きに捉え実施する判断を致す事は、真に勇気のいる事と、すぎなみフェスタの会場に立ち感じた次第です。

 

コロナ禍、スポーツフェスティバル、すぎなみフェスタ、農業祭が開催され12月には、中学校駅伝大会が予定されています。区が進めてきた大切な事業を中止する事無く、区政に新たな

1ページを加えるべく判断された田中区長をはじめ区職員皆様に感謝を申し上げる次第です。

 

又、この度の行事開催に協力をされた区内各種団体の皆様、

友好自治体、皆様の熱い思いに感謝を申し上げる次第です。

そして何よりも、コロナ対策を確りと意識され会場に集われた、多くの区民皆様の理解が在ったからだと思います。

 

 

こうした一連の行事を済まされた区のご所見と共に、次なる目標と、その為の留意すべき点について、合わせて、お示し頂ければと存じます。

 

先に申し述べた、スポーツフェスティバルが行われた大宮前体育館では、スポーツフェスティバルと共に、文化・交流課が実施する補助金を活用して、金管五重奏による「みんなにエール!ファミリーコンサート」が開催され、スポーツフェスティバルに相応しい爽快な曲が演奏され、その中に古関裕而氏が作曲したオリンピックマーチの曲がありました。1964年10月10日、56年が過ぎましたが、今も忘れる事が出来ない東京の青空があります。スポーツや音楽、芸術が人々の心に多くの感動を残してくれる事に感謝を致すところです。

 

本来であるならば、今年、開催されたはずのオリンピック・パラリンピック大会を、私自身、今頃どの様に受け止めていたのか、

コロナ禍、延期された大会を今後どの様に見守って行くのか、

オリンピック・パラリンピックは究極の場にありますが・・・・・、

厳しいコロナ禍、区民が健康増進にむけ取り組むスポーツ、

生き甲斐の文化・芸術活動を確り支える事が出来る様、区議会に参画する一議員として務めて参る所存です。

 

コロナ禍、区民皆が元気を感じ取る事が出来る行事やイベントが大切であると考えます。この度のすぎなみフェスタや農業祭の様な規模の大きな行事やイベントだけではなく、コロナ禍における、新たな日常に向け、引き続き、文化・芸術に関する取り組みを積極的に進めようとする区内団体や個人の方々への支援を行っていく必要があると考えますが、区のご所見をお示し下さい。

 

コロナ禍、区民は、日々、健康に過ごしたいと願っています。

健康を維持する為の取り組みが、自粛生活で制約されています。何もかもが許されない訳ではありませんが、正に、元の生活には戻れない状況にあります。

 

 

区民のストレスや健康状態を区はどの様に分析、把握されて

おられるのか、ありきたりの言葉になりますが、区民の元気度を下げてはならないと思います。自粛生活が長引く中で区民の健康状態に懸念される点があるとすれば、どの様な事なのか、そして、どの様な対応が必要とお考えか、ご所見をお示し下さい。

 

元の日常に戻る事が難しい状況にある事は、多くの区民が承知をしていると思います。コロナ対応のワクチンや治療薬の開発が急がれ、国や都の情報が日々、メディアを介して私たちに伝わって来ます。ワクチンや治療薬の開発により、元の日常を取り戻せる可能性が高くなる様に思えます。区民に取って、最も身近な行政は、基礎自治体の杉並区です。コロナ禍、区は、区内医療機関の逼迫する経営状態にいち早く着眼し、区民の安全安心を守るべく補正予算を組み対策を講じて参りました。重層的なコロナ対策の中から、この度のすぎなみフェスタなどの行事も実施出来たと思うところです。改めて、コロナ対策の陣頭指揮を取られる田中区長をはじめ区職員皆様へ敬意を表する次第です。

そこでお伺いを致しますが、コロナ対応のワクチンや治療薬に関して、区の見解をお示し頂ければと存じます。

 

先程、区民の元気度を下げてはならないと申し上げました。

私は、先の、決算特別委員会において中学校の修学旅行について質問を致し、コロナ禍においても修学旅行が万難を排し、実施されている事を確認させて頂きました。中学生の孫を持つ一人の祖父として、杉並区議会に参画する一議員として本当に喜ばしく思う次第です。コロナ禍に修学旅行を体験する事が出来た中学生は、様々な制約の中で、かけがえのない経験を積む事が出来た事と思います。所管からの答弁に、旅行先においても医療などに関する受け入れ態勢が整っていたとの事を聞き、迎える側の誠意を理解する事が出来ました。従来の修学旅行とは別次元の緊張感の中で成果を収める事が出来たのではと考える次第です。教職員の皆様に感謝のエールを、中学生たちには「ナイスファイト」とのエールを送りたいと思います。

 

 

修学旅行の実施も区民の元気度の一つと考えます。

先程、申し述べた私の孫は他県で暮らしており、修学旅行は中止になりました。その孫は三男で、長男、次男は、修学旅行を経験しました。三男と次男は年子ですので、一年の違いで明暗が分かれました。残念な思いをしているではと思います。

12月に予定されている中学校駅伝大会においても、参加できる生徒、参加できない生徒がいると思いますが、どちらも共に、コロナ禍故の貴重な経験を得る事が出来ると思います。

コロナ禍、小中学生は、変則的な授業や学業の休業がありましたが、皆な、元気度は失っていないと思います。

 

さて、国内におけるコロナ感染症の鎮静化は、いつ訪れるのか、以前の様な日常を取り戻す為に、ワクチンと治療薬の完成が急がれています。世界の感染状況の改善、国内外の経済が順調に推移する様になる中で3年から4年先との報道を耳にした事があります。

 

 

その様な中、感染リスクの高い東京から感染者の少ない他県へ移住し、生活する都民が増え、東京都の人口が減少し、杉並区においても短期的ですが人口が微減しています。

コロナ禍、東京一極集中の社会に変化が生じている様に思うところです。

 

今後、杉並区の人口が、このまま減少して仕舞うのか、一過性の減少にとどまり、再び人口増加となるのか、それは誰にもわかりませんが、確実なのは、コロナ禍による生活様式の変化がしばらくは続くであろうこと、そして、そのことによって区民生活に、少なからずマイナスの影響を与えて仕舞う事ではないかと思います。しかし、私は、コロナ禍で社会に広がる悲観論を吹き飛ばし、元気度を失わない様に、地域経済の活性化、商店街の活性化、区民生活の活性化、福祉、教育、保育、まちづくり、環境、区が進める様々な取り組みに付いて、厳しいコロナ禍であるが故の活性化が必要だと考えます。この様な時だからこそ、区民の元気度を上げる為に、全庁を挙げて活性化に取り組む必要があると思いますので、私の切なる要望と致し、次の質問に移ります。

 

それでは、区の今後のスポーツ施策についてお尋ねを致します。

私は、これまで、中学校の部活動の活性化、総合型地域スポーツクラブの立ち上げと、その活動の在り方について質問を重ねて参りました。

 

この間、国は、スポーツの頂点とされるオリンピック・パラリンピック大会開催に向け、2016年、2020年、二大会連続して招致活動を行い、2020・東京大会、招致に成功しました。

 

選手強化の為に、ナショナルトレーニングセンターを開設し、

スポーツ科学に裏打ちされた新たなスポーツの取り組みを図り、練習中に水分の補給を適正に行わない様な根性主義のスポーツへの警告と是正を行いスポーツ環境の改善に努めました。

 

サッカーJリーグでは、各チームの傘下にジュニア選手育成の為のクラブチームを普及するなど、サッカー競技の底辺拡大を図り、新しいスポーツの形を示しました。

 

先に示した、ナショナルトレーニングセンターの機能が充実し、オリンピック・パラリンピックにおけるメダル獲得数が増え、スポーツ科学の重要性が立証され、スポーツビジネスが拡大され、これらの流れと共に、スポーツ選手のプロ化が進みました。

 

その様な中、部活動を通してスポーツと出会い、高校、大学の運動部や企業のチームに所属し、努力と情熱の下に勝利を目指すアマチアスポーツ精神が遠のいて行った様な気が致します。

 

杉並区は部活動の改革を積極的に進めて参りました。

外部指導者の導入を図るなど、先駆的な取り組みを進め、今期からは、部活動指導員の制度を導入し部活動改革の先進区として、高い評価を受けて参る事と思います。杉並区の部活動改革には、和田中学校の保護者による、自主的な外部指導員導入の取り組みもありました。

 

国は、教員の働き方改革と共に部活動改革を進める一方で、

総合型地域スポーツクラブの取り組みを自治体に求め、活動の活性化を図る為に補助金制度を充実させましたが、補助金の制度が終了すると共に活動を終えた総合型クラブが相次いだ様に記憶致しております。その様な中で、地域に根差し活動が継続されている総合型クラブは、行政が活動拠点を提供しているクラブと考えるところです。自前の活動拠点を持つクラブは少ないと言えます。

 

国は、部活動改革を進め、地域と部活動を融合させる、地域部活の取り組みを、今後、進めて参るところです。地域部活の受け皿は、総合型地域スポーツクラブと考えられます。しかし、地域で活動する総合型クラブや任意のスポーツクラブでは、活動拠点を持つ事が出来ない、厳しい現実があります。

 

今後、区は、地域にあるスポーツ資源を地域と共に見直し、本日、申し述べて参りました、総合型クラブや地域部活の活動拠点を設けて行かなければならないと、私は、考えるに至りました。

この考えに、確信をもたらせたのは、田中区長から地域の小中学校の体育施設を授業以外の時間は、地域のスポーツ活動などに活用出来る様にとの発言をされた事によります。

私は、田中区長ご自身による発言を、重く受け止め、強く支持を致したく存じます。

 

区内にある六つの区立体育館は、現在、個人や団体への貸し施設としての役割に加え、区民体育祭、地域団体や部活動によるスポーツ大会の開催など区民のスポーツ活動の発表の場として、さらには、スポーツ教室やスポーツイベントの開催により、区民がスポーツ、運動に、親しみ、楽しむ場として定着しています。今後とも、指定管理者がその創意・工夫を活かして運営を行っていく事が適していると考えます。創意工夫の一つに総合型地域スポーツクラブとの連携も出来るのではとの、期待感もあります。

 

区立体育館など区の体育施設を区民の広域的な利用施設とする事に対し、学校の体育施設については、より身近な地域スポーツの拠点として、今後、活用して行くべきであり、地域が主体となり運営も担って行く事が相応しいと考えるところです。

 

本日は、コロナ禍の区民生活とスポーツについて質問を致して参りました。今、社会は、コロナ感染症に阻まれ、多大な影響を受け従来の社会生活の形を変えざるおえない問題に直面しています。持続可能な地域社会を築く為に、新たな生活様式を模索しなくてはならない時代です。

あれもこれもと地域が新しい施策を求める事が、難しい時代が訪れているのかもしれません。今後、地域の大切なスポーツ資源として重要な役割を果たす学校施設の活用のあり方を見直す、良い機会を得た様に思います。区のご所見を、お示し頂き、本日の質問を終わります。




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