瓦版 第27号

≪ 日 々 挑 戦 ≫

東日本大地震の爪あとは日を増すごとにその驚異を私たちに示しております。
此の国難を乗り越える為に、国民一人ひとりが自分に出来る事を一つひとつ積み上げて行かなくてはならないと思うところです。
一国民として、自分に何が出来るか確り考え、協力をして参りたいと思います。
私は、過日4月2日(土)夜から3日(日)に掛けて仙台・多賀城・塩釜・松島の地域を見て参りました。
妻の兄家族が被災し、多賀城市内の中学校に避難している関係で周辺地域を見て参りました。
3週間が過ぎておりますが、被害の爪あとは厳しく、地震と津波のエネルギーの物凄さを示しておりました。
とりわけ、津波が引いた後の土砂が乾き始めており、風が吹くと舞い上がり、健康問題も含め復興作業に支障が出るのではと思いました。
海水と共に流れ込んだ土砂は各家庭の床下にも流れ込んでおり、悪臭を放つ箇所もあるとの事でした。
津波で全壊されずに冠水し残った家をもとに戻す事も大変な作業と思いました。
土台ごと家が動いてしまった現場を見る事が出来ましたが、とにかく常識では考えられない状況を目のあたりにし、人間の力の小ささを改めて感じました。

震災から3週間が過ぎた街に、津波の力で押しつぶされ持ち主が分からない自動車がゴロゴロと道の脇に転がっている有様は、まるで映画の撮影セットの様でした。
現実に起きた光景に驚くばかりでした。

地域の皆様にご信任を頂いた地域の代弁者として私は、区議会の予算委員会・決算委員会等において、地域の暮らしの安心・安全を求めて防災に関する質問を地域の声として届けて参りました。
此のたびの大災害を通して、改めて、防災に関する質問の大切さを痛感致しました。

1、地域の防災訓練のあり方。
2、障害者の避難所での対応。
3、炊き出しの燃料に関する事。
4、聞こえにくい防災無線。
5、避難所のヘリサイン。
6、仮設トイレ。
7、災害時の畑の利用。

私は、上記に上げた7つの問題について繰り返し質問を致して参りました。

1、に上げた、防災訓練については、地域の自治会・防災会が中心になり防災拠点である小学校を利用し、参集訓練、児童の引き取り訓練、炊き出し等が行われている中で、常に臨場感と緊張感が訓練に必要であると訴え、毎回の訓練が同じ訓練内容、マンネリ化しない様にするとの所管課の答弁をもらう中で、昨年の防災訓練はNHKグランドを利用し、総合震災訓練が行われ、充実した訓練でした。
毎回、行われる訓練に大勢の地域区民の参加が必要です。

2、に上げた、障害者の避難所対応は、バリアフリーの問題等を含めきめ細かな配慮が必要です。
障害者の災害時の避難に関する聴き取り調査の充実を図ってもらう様、声を届けております。
障害者団体との聴き取り調査の折に、「障害者は、避難所では邪魔者になってしまう。」との声を聞いた時は本当に残念でなりませんでした。
災害の折、第一に守るべき人は誰なのか、そして、どの様に守るのか確りした議論が必要と思います。

3、に上げた、災害時の炊き出しの為に、又、訓練時に備えても、区はプロパンガスの備蓄を行うべきと声を届けています。
液化ガスの法令等が壁になりますが、私は、防災拠点に少量でも良いからプロパンガスの備蓄が必要と考え、声を届けております。

4、聞こえにくい防災無線、此の問題は杉並区だけのものではなく、23特別区には共通の問題であると理解をしております。
防災無線の声が建物などにあたり拡散されてしまう問題があり、いざと言う時
に情報が伝わらない可能性があります。
私は、区に対し高規格の掲示板式の防災無線を提案しております。
区が管理する掲示板を大きくして、電光掲示板、音声、画像等による情報提供、行政との通信手段、救急セット、AED等を備えた防災情報掲示板を開発すべきと声を届けている中で、行政も調査検討を進めております。

5、災害時、身近な避難所となる小中学校のグランドが緊急ヘリポートになる事を地域にもっと周知し、中学校の屋上に緊急ヘリポートになる印(通称ヘリサイン)がある事を知っている区民が少ないと思われます。
東京23区内の住宅地でも、災害時はヘリの発着が行われる事を区民に示し、避難民の安全確保の為にも周知が必要と考え声を届けています。

6、災害時の仮設トイレは大変重要な問題です。
区内の公園や公園近くの道路にマンホールを増やし、マンホールに直接組み立てる仮設トイレを増やす様に声を届けております。
避難所では、仮設トイレが使いづらく、水分を取る事を控え体調を崩す方が多くいます。
確りした、仮設トイレを作る必要があると声を届けています。

7、災害時、私たちの地域にある畑は、災害復旧の為の資材置き場になります。
又、仮設住宅の用地に使われる事もあります。
その様な中で、私は、畑に井戸を掘るべきと声を届けております。
平時は、畑の作物の為の水に使用されても良いのではとも考えます。
地域の為の、地産地消が進む中で地域の水との考え方もあると思います。
昨年の夏は、畑が乾ききってしまい作物が育たない時期がありました。
行政の助成枠を拡大し、農家が畑に井戸を掘りやすくし、災害時は地域の水として利用する事を進めるべきと考えております。

此のたびの大地震は、私たちに様々な試練と教訓を与えました。
自然の驚異に怯まず防災意識を高めて行く事が大切と考えております。
私たち自身が、常に防災意識を高め、今、自分に何が出来るか、常に問うて行く事が必要と考えます。

「がんばれ東北・がんばれ日本!」 

区民の防災意識高揚を含め、暮らしの安心・安全を求め、議会と行政に声を届けてまいります




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