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令和元年 9月  杉並区第3回定例区議会 一般質問

スポーツ庁 〜国民のスポーツライフ〜

     
     
 
2019年9月10日
 
   

令和元年9月 第三回定例区議会 一般質問

 

 杉並区議会・自由民主党 大熊昌巳 です。

通告に従い 「防犯カメラについて」 「国が示す総合型地域スポーツクラブの施策と杉並区の今後のスポーツ施策について」 以上、2点について一般質問を致します。

 

始めに、「防犯カメラについて」質問を致します。

日々の区民生活における暮らしの安全安心を考える時、穏やかな区民生活を過ごす事が出来る様に、犯罪や事故、そして、災害から、区民、

一人ひとりの生命財産を守る為の、安全安心の構築が第一であると考えます。

 

町会や自治会の方々が地域の子供たちの為に、下校時、安全パトロールを、日々、行って頂いている地域があります。心から感謝を申し上げる次第です。又、区内、各地域では、空き巣などの犯罪から地域を守るべく、区内3警察署と共に、防犯協会の活動が進められております。

交通事故に備えては、防犯活動と同様に、区内3警察署を中心とした

交通安全協会の活動があります。いつなんどき、発生するか分からない地震災害などに向けては、消防団、地域防災リーダー、町会、自治会が震災救援所の立ち上げを行うなど、警察、消防、杉並区と区民との協力の下、地域の安全安心を構築する取り組みが幾重にも重なる様にして、地域の力 、「地域力」 を醸成しています。

 

昨今、社会では、私たちの安全安心対策を無視するかの様に、身勝手ともいえる凶悪凶暴な犯罪と事故が社会を震撼させています。

しかし、その様な中にあって、地域に設置された防犯カメラのデータを いち早く、時系列的に、解析し、犯罪や事故の早期解決、犯人検挙につながっています。

 

杉並区では、平成16年、防犯カメラに関する条例が全国自治体に先駆け施行され、ただちに区内3警察署と防犯協会が協力し防犯カメラを設置し、続いて、区が独自にまちかど防犯カメラを設置しました。そのほか、商店街が東京都の補助金を活用し防犯カメラを設置し、さらに、教育委員会も通学路に防犯カメラを設置しました。その後、区内民間団体が、 区や警察署と協力し、設置をした防犯カメラがあります。

区民が私的に設置したカメラもあり、条例上の届出台数は3,200台を

超えております。

先ず初めに、杉並区が今日まで進めてきた防犯カメラの取り組みに付いて大枠をお示し下さい

 

これら防犯カメラの設置は、犯罪などに対する大きな抑止力と考えます。

民間警備会社の 「防犯カメラ設置」 との、ステッカーを玄関先に張るだけで、空き巣対策になるとの話があった時代を懐かしく思います。

今、申し述べた、防犯カメラの抑止力と言う点を、区は、これまでの取り組みの中で、どの様に捉えてこられたのか、区の、ご所見をお示し下さい。

 

防犯カメラの設置については、プライバシーの尊重、個人の特定と言う面で、条例制定の折に慎重な議論がなされたと理解を致しております。

この間、区民が心配する個人の特定につながる様な、プライバシー保護に関する問題が生じておりますでしょうか、区の、見解をお示し下さい。

 

区内には、先ほど、申し述べた様に、複数の取り組みにより防犯カメラが設置されて参りました。ここにきて、メンテナンスなどの諸事情により

防犯協会が設置したカメラの撤去が行われ、それらに、代わり、通学路の防犯カメラの台数が増やされると理解を致しております。

そこで、お尋ねを致しますが、防犯カメラの設置場所が変わる事によって、今まで築いてきた地域の安全安心の目が引き続き、保たれるのか、と、言う、区民の不安がありますが、区の、ご所見をお示し下さい。

 

区民は、日々の暮らしの安全安心を防犯カメラに頼り切っている、と、

言う事ではなく、地域の目、その地域に暮らす人々の日ごろのつながりの中で生まれる地域の目が地域に安心感を醸成している訳ですが、昨今の犯罪や事故が地域の目で守れる状況でもなくなりました。

この点について、区は、どの様なご所見をお持ちか、お示し下さい。

 

さて、我が会派は、この、7月、兵庫県伊丹市に、防犯カメラの施策に関する視察を行いました。

伊丹市は、安全安心見守りネットワーク事業として、防犯カメラの設置を進める為に、市長自らが直接市民と対話集会を開き、97パーセントにのぼる賛意を得る中で事業に着手したとの事です。伊丹市では、防犯カメラを設置するポールを活用しカメラ設置と共に、ビーコン・小型発信機の中継地点と、して、利用し、子供たちの居場所を保護者がアプリを介して

確認できる取り組みを進めています。伊丹市は、小学校に入学する、

新一年生に、ビーコン・小型発信機を無償で貸し出し、子供たちの安全安心対策を進めています。2年生以上には、年額、800円程度の費用でビーコン・小型発信機の貸し出しを行っています。又、認知症の進んだお年寄りの居場所の確認にもこのシステムを活用しています。伊丹市は、一行政内の安全安心対策だけでは、なく、行政間の広域的な取り組みを目指し、一例として、自転車の盗難対策にビーコン・小型発信機を活用し、自転車の車体に取り付け、広域的に追跡が出来る様にしているとの事でした。

 

全国の自治体が防犯カメラの設置を積極的に進め、犯罪の件数が激減したとの結果が示されている中、最近の凶悪事件の捜査に防犯カメラのデータが重要な役割を果たし、犯人の特定が早い段階で行われ、事件の解決に結びついている状況があり、多くの方々が安心を得ると共に、防犯カメラの働きに期待や理解を示されている事と思います。

杉並区におきましても、防犯カメラの施策は、重要かつ不可欠な取り組みと考えます。 そこで、何点かお尋ねを致します。

区民の安全安心の構築に向け、区は、防犯カメラの理想的な設置台数、防犯カメラの効率的な配置をどの様にお考えか、お示し下さい。

 

先ほど、申し述べました様に、現在、区が条例の下に設置する防犯カメラは、複数の所管の施策の下にあると理解を致しますが、現在設置されているカメラの機種や機能は統一化されているのでしょうか、警察や消防に協力しデータを提出するときに機種の違いなどによって不具合は生じないのでしょうか、区の、ご所見をお示し下さい。

 

伊丹市の取り組みを申し述べましたが、伊丹市では、防犯カメラ本来の見守りに付加価値を見出し、こどもやお年寄りの居場所の確認が出来る様にして、市民の安心を築いています。杉並区におきましても、現状の防犯カメラの取り組みにプラスワンを見出す事が可能ではと考えます。

何か方策をと思いますので、区の、ご所見をお示し下さい。

 

防犯カメラの設置は、区民要望にいち早く対応すべき、との、判断と、都の補助金の活用、予算の枠組みなどに考慮し複数の所管を介して取り組みを進めている点に、区の努力があると理解を致すところです。

社会では、想像を絶する凶悪な犯罪が繰り返されています。何が起こるのか想像し難い社会でもあります。その様な中、防犯カメラの施策は、今後、半永久的に続くものと考えます。区内の防犯カメラの台数は今後も増えると考えられます。

区民の防犯カメラへの関心は、更に、高まると考えられます。条例が施工され15年が過ぎております。防犯カメラの取り組みが拡充される中、区民からの意見が所管課や区政相談課などに届いておりますでしょうか、区の、ご所見をお示し下さい。

 

今後、防犯カメラの施策は、凶悪化する犯罪や重大事故に向け、警察や消防などとのスピーディーかつ高度な情報のやり取りが必要になると考えます。従来の様に複数の所管課が行う防犯カメラの施策を、更なる、

犯罪の撲滅に向け、所管を一元化し、防犯カメラの取り組みが、区民に解かり易くしては如何と考えます。

防犯カメラの所管課の一元化につて、区の、ご所見をお示し下さい。

 

地域の安全安心をどの様に築くかとの質問に、警察官のパトロールが第一に挙げられるとの事です。第二に、防犯カメラの設置が挙げられるとの事です。杉並区では、警察官のパトロールと合わせて、区・安全パトロール隊の活動があり、犯罪や事故への抑止力として区民から高い評価を受けている、いわゆるプロの目と、区民皆の見守りによる安全安心対策が何より大切であると考えます。しかし、昨今の様な凶悪事件を未然に防ぐには、人的な見守りだけに頼る訳には、行かない様に思います。

 

この、7月に、京都アニメーションを襲った痛ましい事件がありました。

犠牲者の方々のご冥福をお祈り致すと共に、現在も治療を続けられておられる方々の、一刻も早い、回復をお祈り申し上げる次第です。

 

さて、事件現場周辺の防犯カメラが、犯人の行動を録画しており、犯行前に犯人が白昼、犯行、現場、周辺を歩き、下見をしていた様子が、事件後、報道されました。私は、ガッカリと言うのか、 「分かっていた事が、在ったのに」 との思いを致しました。

防犯カメラの活用次第では、事件を未然に防ぐ方法があったのでは、と、考えるのは、私し、一人では、ないと思います。

 

 

限られた予算での取り組みではありますが、将来的には、防犯カメラの

データを、最先端技術のAIを駆使し、データを常時解析する管理体制もあるのではと考えるところです。 「この行動危険!」 とのサインをAI

発信する様な、技術開発が、必ず、実現すると思います。

凶悪犯罪を未然に防ぐ情報が、実は、身近にあるわけですから、瞬時の情報の活用を考えるのは、私し、一人では、ないと思います。

区は、防犯カメラの活用を進めて参りましたが、将来的に、防犯カメラがどの様に進化すべき、と、お考えか、ご所見をお示し下さい。

 

本年、5月28日の朝、川崎市登戸で、スクールバスに乗ろうと集まっていた児童や先生方、通勤途中の歩行者を、刃物を持った男が無差別に襲撃する殺人事件がありました。

 

大勢の同級生に慕われていた小学生の女児と将来を嘱望されていた外務省の男性職員が命を奪われました。

お二人の、あまりにも理不尽な死に、ご冥福をお祈り申し上げる次第です。

 

この事件も地域の防犯カメラに録画されていましたが、川崎市は、この、8月21日であったと思います。新聞報道に、この事件を受け、地域に

配置されていた交通指導員を増員する為に、約3倍の予算化を行い、

人的な見守りを強化し、安全安心の取り組みを進めると発表を致しました。自治体の安全安心の構築に向けた覚悟を感じる判断と思い、質問の折にお伝え出来ればと思いました。

 

それでは、次に、「国が示す総合型地域スポーツクラブの施策と杉並区の今後のスポーツ施策について」 お尋ねを致します。質問の部分が、

後段になりますので、何卒、ご容赦賜ります様お願い申し上げます。

 

区は、杉並区スポーツ推進計画の下、「健康スポーツライフ杉並プラン」の施策に取り組んで参りました。私は、これまで、スポーツを通して、

人づくり、地域づくり、まちづくりを進める事が大切であると、杉並区スポーツ推進計画を肯定的に捉え、区民スポーツは、どうあるべきかを問うて参りました。

 

さて、日本のスポーツ文化は、端的に申し上げれば、スポーツ科学を基本にした指導とは、少し違い、猛練習なくして勝利は無いとの方程式、その結果、中学校の部活では体調不良や学業の不振などが起こり、ブラック部活なる社会的な批判が生まれ、教員の働き方改革と相まって、部活の在り方が議論され、国は、中学校の部活に対する指針を示しました。

 

区は、国の部活指針が示される以前から、部活改革に取り組み、学校支援本部との連携、地域との連携を重視した地域指導者の導入、

部活コーディネーターの活用、合同部活を検討、実施、してきた経緯が

あります。区は、全国の自治体に先駆け、外部指導員と部活・活性化事業、ふたつの部活支援の取り組みを進め、高い評価を得ております。

今後は、国が示す、部活指導員制度も取り入れ、新たな部活の形が示されて参ると期待を致しております。

 

この夏、甲子園を制した、履正社のチームに、常勝・桐蔭高校との違いを尋ねた新聞記者に、履正社の選手たち皆が、合宿所のないチーム作りと練習時間の短縮を挙げたそうです。日本のスポーツ文化に良い意味での変化が生じている様に思います。部活を含め、日本のスポーツの在り方が少しずつ変化して行く様に思います。

 

長きにわたり、日本のスポーツ文化の礎として活動してきた、部活の改革が進む中、本日、一般質問に取り上げた、総合型地域スポーツクラブの取り組みが区民に理解され、地域に根付くには、決して大げさではなく、50年いや100年を掛けて取り組む、情熱や意気込みが必要であり、

時間を掛け、地域の人のつながり方を変えて行くものであると考えます。

 

私は、区議会に、総合型地域スポーツクラブの取り組みについて声を届け様とする時、施策の重さに押しつぶされそうになる時があります。

総合型地域スポーツクラブは、ドイツのスポーツクラブに学び、老若男女を問わず、地域の子供から大人、お年寄りの方々、幅広い世代で組織し、障害者スポーツと共に、スポーツを通して地域、社会づくりを進め、地域間での様々なスポーツゲームを通して、友好、交流の場を作ります。

スポーツだけにとらわれず文化、芸術、伝統を学び、地域の力を醸成する杉並版のクラブを作る事であると考えております。

 

私自身が、経験してきたスポーツ人生を顧みる時、総合型クラブの在り方が理想的な形であり、仕事があり、誰もがスポーツと地域の文化、芸術、伝統をいつも身近に、そして仲間を身近に日々の生活を送る事が出来ると、私は、考えています。この取り組みを区に任せ、さあ、やって下さいと望んでいる訳ではなく、区の立ち上げ支援の下、クラブの立ち上げを願う団体、取り組みに理解を示す区民、正に、三位一体の取り組みであり、新しい地域の力の醸成は、本当に時間の掛かる取り組みであり、私自身が、何か役に立てればと、もどかしい思いを致しております。

 

さて、現在、区内各地域で、活動を続ける町会や自治会、地域の商店街を構成する商店会があります。戦後74年を迎える、今、組織が疲弊し始めています。最たる原因は、組織の高齢化と後継者不足であり、世代交代がスムーズに進んでいない状況があります。それは、地域の人口が減少していると言う事ではなく、地域の組織に参画をする区民が減少している事であると思います。これまで地域を支えて来た、「地域力」 に、新たな風を通し、新たな力の発見が必要です。新たな力とは、「総合型地域スポーツクラブ」 であると、私は、考えております。

 

国は、部活改革の中で、将来的に地域で部活に代わり得る、質の高い、活動の機会の確保 を、求めています。総合型地域スポーツクラブへの移行が、有力な方策の1つ、と、理解を致すところです。

 

ドイツには、確固たるクラブチーム方式があり、地域や社会の推進役を果たしています。今、杉並区は、地域を築き、地域の推進役を果たしてきた、町会、自治会、商店会など、地域の組織がこれまでと同様に、地域における役割を果たしていくには、先ほど、申し述べました様に、多くの課題があります。それら団体に新たな地域の力、「地域力」として加わる事が出来るのが、総合型地域スポーツクラブであると、私は、考えております。

 

総合型地域スポーツクラブの立ち上げを、私は、地域活性化の起爆剤と考えますが、取り組みへの確たる信念がなければ、このまま、時が過ぎて仕舞う様に思います。国や地方自治体、杉並区も同じく、取り組みを進めている総合型地域スポーツクラブの施策が、果たして、皆が、同じゴールを目指しているのか、不安になる時があります。

総合型地域スポーツクラブの運営は、会員から集める会費で、自主財源を作らなくてはなりません。区民皆で知恵を出し合い、考え、取り組むべき壮大な施策であると、私は、考えております。

ここにいらっしゃる皆様も、私も、この施策を見届ける事が出来ない様な気も致しますが、取り組みへの魂を残す事は出来ます。

縷々、申し述べさせて頂きました。最後に一点、お尋ねを致します。

私は、区が進める、各施策の優先順位を考える時があります。杉並区に限らず他の自治体においても、何処もが、地域の活性化に行き詰まる状況である中、新たな、地域力、と、して、総合型地域スポーツクラブを位置づけ、地域を活性化して行く事が重要です。この事について、区は、どこまで、前向きに捉え、その実現に向け取り組んで行かれるのか。

国も、総合型地域スポーツクラブの取り組みを進める中で、目に見える成果が、乏しいと、実感している様に思えます。総合型地域スポーツクラブの立ち上げ支援を実行計画に示している区には、今後、区の威信を掛け、この取り組みを進めて頂きたく願うところであります。

区のご所見をお示し頂き、本日の質問を終わります。

 
     


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